私たちの調べた穂積の民話

私たちは、総合的な学習の時間に、穂積地区に伝わる民話について調べました。
そして、私たちが興味を持った民話の舞台となった場所へ行き、地域に詳しい深澤和彦さんに、民話ついての説明を受けました。
そして、昨年度の6年生が立ててくれた看板の民話を、今年はホームページで紹介しようと考えました。
穂積の奥深い民話を、どうぞお楽しみください。(増穂南小学校 令和3年度6年生より)


いぼ石

砂んたの山本武さんの家の祖先で「日行上人」という方がいた。

言い伝えによると昔から無川沿いにあり、石の南面の中央部に直径15p深さ8p位の穴があり、そこに水がたまって夏期でも枯れず、この水を『いぼ』に

つけるとたちまちにとれるということだそうだ。

昔は西山(今の早川町西山)への往還道にあたる所で、旅人や山伏などはわらじで歩くため、魚の目やたこに悩まされ、このいぼ石の水をつけて治療し

たのではと言われている。

現在でもいぼができるとこの水につけると、不思議なことになおってしまうらしい。

            (出典:穂積文化誌 平成8年度増穂南小学校PTA教育講座))